第2回北のアニメ大賞

「第2回北のアニメ大賞」入賞作品発表

 道では、北海道の魅力発信と新たなクリエイターや作品の誕生の支援等を目的に、アニメの公募コンテスト「北のアニメ大賞」を実施しています。

 2回目となる今回は、【「北の縄文」~未来へつづく、一万年ストーリー。~】をテーマとした、15秒以上3分程度の作品を募集しました。

 道内にゆかりのあるアニメーター等の有識者の方々による選考の結果、次のとおり入賞作品が決定しました。

大賞

『縄文のいちにち』 ひらい こうのすけ(札幌市・16歳)

審査員からのコメント
画力、アニメーション技術の高さに審査委員一同、驚きました。しかも、のちに高校生の作品と聞き、その才能に今後の活躍を大いに期待したいところです。ノンダイアログ(台詞なし)の作品ですが、ビジュアルと動き・テンポで縄文の世界を見事に描いており、演出力にも素晴らしいものがありました。強いて言えば、今との関係、未来へ繋ぐ部分まで描いて欲しかったですが、そこまでは難しい課題だったかな?

準大賞

『縄文体験記』 マーガリンrabbits(札幌市・17歳)

審査員からのコメント
全体を通して、伝えたいテーマに沿った内容となっている作品で、博物館から始まるストーリーの展開などは導入部分として効果的に機能していたと思います。技術的には、まだ粗い部分がありますが、絵やキャラクターは魅力的でしたし、縄文の世界に没入していく、その表現方法には工夫や苦労が見られました。この作品も高校生の作品と聞き、今後のアニメーターとしての活動が楽しみです。

特別賞・審査員特別賞

『忘れ物』 Horamoon(札幌市・19歳)

受賞者からのコメント
「未来へつづく」というテーマが感じられる作品で、雪のシーンから始まる導入部分は北海道らしさを感じました。そこに縄文時代の忘れ物のシンボルとしての葉っぱというアイテムを使用した工夫が良かったと思います。イマジネーションを使った縄文の世界への導入は映像的な表現として評価できますし、作画も高く評価されました。

特別賞

『彩づく』 引明け(大分県・年齢非公表)

受賞者からのコメント
スマートフォンという現代的なアイテムから縄文の世界に入っていくという演出は良かったと思います。
縄文のデザインがよく描かれ、ドラマチックな展開の場面では、音楽を変化させるなどの工夫もされており、スムーズにストーリーに入っていけました。アイディアを練ることや情報収集など、よくリサーチされている作品だと感じました。

「内容はフィクションです。実在の人物・団体・事件・デザイン・セリフ等とは一切関係ありません。」

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